2012年05月03日

新入生・新入社員にチェックしてほしいゲームデザイン書籍&webサイト集

5月になり暖かくなりましたね。
新入生・新入社員は、新しい環境にちょっと慣れてきた頃だと思います。そこで、今回は、新生活のスタートに合わせて、読んでいただきたいゲームデザインに関する書籍をご紹介します。

正直なところ、現在、国内でゲームデザインに関する書籍は多くありません。そのため、リストに「片寄」がありますが、興味を持った本からamazonでチェックしてもらうなり、書店で手に取ってもらって確認してもらい、内容が気に入ったら購入するというのが一番良いでしょう。


【ゲームデザイン】






【オススメ!】美少女ゲームシナリオバイブル
ゲーム製作の入門書は数多くありますが「実践」を意識した書籍は多くないのが現状です。
例えるなら、多くの入門書は「竹刀」の使い方を解説していますが、今日紹介する「美少女ゲームシナリオバイブル」は、「真剣」の使い方を解説した名著です。
この書籍はタイトルからも分かるように、18禁美少女ゲームの製作方法について解説されています。しかし、その内容は前半の「コンセプトワーク」から、後半の「売れるものと作りたいもの」まで、あらゆるゲーム製作に共通するゲーム製作の「基礎」と「ノウハウ」が直球で紹介されています。しかも、「分かりやすく」です。

もし、自分が新人に「ゲーム製作の参考になる書籍はありますか?」と言われたら責任を持って「ゲーム製作の教科書」として薦められる一冊です。

【書籍紹介】美少女ゲームシナリオバイブル
http://o-planning.sblo.jp/article/41094468.html

残念ながら現在絶版です。もし、誰か持っている人を見つけたら、ぜひ借りて読んでみてください。



【オススメ!】ルールズ・オブ・プレイ(上) ゲームデザインの基礎
「ゲーム」とは何か? 「インタラクティブ」とは何か?
ゲームデザインに関する根源的な言葉や思想を定義した教科書的な一冊です。ゲームをプレイして「このゲームは何が面白いのか?」と思った時、ルールズ・オブ・プレイは、そのゲームに隠されたゲームデザインを解き明かすのに必要な知識を与えてくれます。学術書よりなので、ちょっと読みにくいかもしれませんが、各記事の「まとめ」を読むだけでも役に立ちます。




【オススメ!】ゲームクリエーターズバイブル
ゲーム開発に関する工程を、コンセプトワークからプログラミングまで串刺しで解説した本です。
1/3がゲーム開発に関する工程の解説、2/3がゲームプログラムの解説になるため、ゲームデザイナーにはちょっと難しいかもしれませんが、ゲームデザイナーでもUnityなどを使って実際にプログラムにも携わる人にはお勧めの一冊です。
絶版本ですが、今なら適正価格で古本で手に入れられます。




【オススメ!】「ヒットする」のゲームデザイン ―ユーザーモデルによるマーケット主導型デザイン
ゲームデザインと書いてありますが、実際には、ゲームデザインに関するマーケティング用語、ゲームデザイン用語を定義して解説した本です。面白いのは「禅ゲームデザイン」という日本の「禅」をテーマに、マーケティング手動のゲームデザイン手法について解説されています。なお、「禅ゲームデザイン」については下記にも解説があるので、どうぞ。

Zen Game Design
http://fumufumu.q-games.com/archives/000298.php

ユーザーのカテゴライズにも力を入れた書籍なので、ソーシャルゲーム現場でも役に立つと思います。




【オススメ!】ゲームデザイナーのためのリアルタイムカメラ
3Dゲームを作るには、なくてはならないリアルタイムカメラに関する書籍です。
1/2がリアルタイムカメラに関する解説と用語紹介、1/2がリアルタイムカメラのプログラミング入門となっています。
ゲームデザイナー向けの本ではないのですが、現場で、ゲームデザイナーがツールやスクリプトでリアルタイムカメラを設定することは多く、必ず参考になる1冊です。また、プレイヤーカメラ仕様を作成する場合にも役立ちます。
ただし、価格が7,000円とちょっと高いので、プログラマーとの共同購入などをお勧めします。




ゲームテスト&QA
海外のゲームテストとQA(品質管理)に関する書籍です。
ゲームデザイナーにおいて、ゲームテストとQAは重要な存在です。特に海外のゲームテストとQAは進んでおり、それらの手法が知りたければ必読の1冊です。




【レベルデザイン】





【オススメ!】レベルデザイナーになる本 -夢中にさせるゲームシーンを作成する-
3Dゲーム(特にFPS)におけるレベルデザインの基礎から応用まで学べる唯一の本です。洋書の翻訳ですが、国内でも十分通用する内容で、開発現場でもレベルデザイナーの席によく置かれています。買っておいて損はない1冊です。




【著名人】






【オススメ!】桜井政博のゲームについて思うこと
スマブラの桜井政博さんがファミ通で連載している記事の単行本です。
エッセイ形式ですが、ゲームデザインに関する考え方や、既存のゲームにおける鋭い分析について読むことができます。上の「ゲームを作って思うこと」「ゲームを遊んで思うこと」の2冊は、特に内容の濃い記事をまとめたもので、トップクリエイターのゲームデザインについての方法論が垣間見える良書です。




パックマンのゲーム入門学
パックマンの生みの親である岩谷徹さんの書籍です。パックマン開発における「ゲームの本質」や「マーケティング」について興味深い内容が書かれています。




田尻 智 ポケモンを創った男
ポケモンの秘密
新ゲームデザイン―TVゲーム制作のための発想法
ポケモンの田尻 智さんの書籍です。ポケモンの開発秘話から、世界で売れるコンテンツとなった理由などが考察されています。また、「新ゲームデザイン」では、田尻さんの作品であるクインティにおけるゲームデザインの方向性なども語られています。




【攻略本】





【オススメ!】SUPER STREET FIGHTER IV ARCADE EDITION 精進の書
ベヨネッタ クライマックスバイブル
「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」完全攻略本
レイストーム (ゲーメストムック Vol. 53)
ゲームの攻略本は、そのゲームのゲームデザイン解析には最良のテキストです。とりあえず最近、自分が購入した攻略本を掲載してみました。特に「精進の書」は、攻撃時の当たり判定まで書いてあり、あたり判定の位置による攻撃技の優位不利の勉強にもなりました。




【入門書(ゲームデザイナーの仕事を知りたい学生さん向け)】





プロになるためのゲームプランニング教科書
日本式「ゲームプランニング」について、浅く広く解説された入門書籍です。
学生さんで「ゲーム会社に入ったらプランナーはどんな作業をするのか?」ということをサクッと知りたい場合は、どうぞ。




ゲームデザイナーの仕事 プロが教えるゲーム制作の技術
こちらも日本式「ゲームプランニング」について解説された書籍です。
「プロになるためのゲームプランニング教科書」よりも、現役ゲームデザイナーのインタビューなどもあり、さらに突っ込んだ内容となっています。
残念ながら絶版となっています。




遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継
ゼビウスを開発した遠藤雅伸さんの書籍です。実際のゲームデザインの授業で講義された内容が収録されています。内容は浅く広くアナログゲームからデジタルゲームまで簡単に分かるように解説された書籍です。




【予備知識】





【オススメ!】デジタルゲームの教科書 知っておくべきゲーム業界最新トレンド
【オススメ!】デジタルゲームの技術 開発キーパーソンが語るゲーム産業の未来
解説:http://o-planning.sblo.jp/article/37238728.html

現役のゲームクリエイターが執筆したデジタルゲーム教科書シリーズです。ゲームデザインに関する記載は多くはありませんが、ゲーム開発における基礎技術や用語、現状などを知ることができます。





【グラフィック】





【オススメ!】3Dゲームファンのためのグラフィックス講座
【オススメ!】ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術
西川善司さんのゲームグラフィックの解説書です。実際に開発されたゲームを開発者のインタビューと合わせて解説しています。ゲームデザイナーでも、3Dアーティストとの打ち合わせにおいて、この書籍で解説されている用語の一部は知っておく必要があります。アーティストと近い距離で仕事をしているゲームデザイナーの方は、ぜひどうぞ。
ちなみに、西川さんの記事は下記のサイトからも読めます。

GAME WATCH:3Dゲームファンのためのグラフィックス講座
(「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」書籍の元になったサイトです)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/




【オススメ!】ゲームグラフィックス 2011
CGWORLDで紹介されたゲームグラフィックス記事をまとめた書籍です。
未掲載記事も収録されており、ゲームグラフィックスの最新情報を知りたい方には、おすすめです。




【辞典・辞書】





【オススメ!】13か国語でわかる新・ネーミング辞典
タイトル通り13か国語の単語を一度に閲覧できるネーミング辞典です。
学生の方、新入社員の方には特にオススメ。ゲームのアイテムや技名などのネーミングの時に、なんどもこの本に助けられました。




英語語義イメージ辞典
この時点は、英単語の原義やイメージを知ることができる辞書です。
ネーミングで悩んだときなどに、適当な英単語からイメージを膨らませて、オリジナルのゲーム的な単語を作ったり、類語を探すのに役立ちます。




【オススメ!】ゲームシナリオのためのファンタジー事典 知っておきたい歴史・文化・お約束110
【オススメ!】ゲームシナリオのためのSF事典 知っておきたい科学技術・宇宙・お約束110
【オススメ!】ゲームシナリオのためのミステリ事典 知っておきたいトリック・セオリー・お約束110
ネタに困ったときに、アイデアを刺激するスパイスとして、手元に置いておきたい書籍です。様々なネタが浅く広く解説されており、パラパラとめくりながら読むだけでも楽しい1冊です。





【思想・哲学】





遊びと人間
ホモ・ルーデンス
人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ
「ゲームデザイン」の書籍で多く引用されている「遊びについての思想」を取り扱った3冊です。
学術的な側面のある書籍なので正直読みにくいのですが、とりあえず読んでおくと「遊び」に関する哲学と思想を語るための基礎知識が身に付きます。





【古典】





ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版スターター・セット
ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第4版
ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・ガイド第4版
ダンジョンズ&ドラゴンズ モンスター・マニュアル第4版
TRPGの金字塔である「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のルールブック集です。
すべてのRPGは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」から生まれたと言っても過言ではないでしょう。ただし、値段も高く、TRPGとして実際にプレイしてみないと「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の本質には迫れないので、ボードゲーム好きな友達同士で集まり共同購入してプレイすることをオススメします。





【web】


【オススメ!】任天堂 社長が訊く
http://www.nintendo.co.jp/corporate/links/index.html
マリオを作った巨匠・宮本茂さんの他、数多くの現役トップクリエイターのインタビュー集です。
無料で閲覧できるだけでなく、ゲームデザインにおけるヒントがあらゆるところに散りばめられています。ぜひ、学生の方、新入社員の方で時間のある方は、全べての記事を読むくらいのつもりで読んでみてください。

【オススメ!】CEDiL
http://cedil.cesa.or.jp/search
CEDECの講演資料のアーカイブサイトです。
残念ながらゲームデザインに関する資料はまだまだ多くありませんが、日本のゲームについての資料を無料で入手できる貴重サイトです。

【オススメ!】GDC Valut
http://www.gdcvault.com/
世界的ゲームディベロッパーカンファレンスであるGDCのアーカイブサイトです。
無料でも資料用スライドを閲覧できます。
God Of WarやGears of Warなど、AAAクラスのゲームの開発資料が見られるのはココだけです。


posted by 企画屋一号 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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