2010年04月03日

GDC2010雑感

記事だけを追っかけてGDC2010を見てきました。
今年は国内外問わずGDCに参加された多くの方は「Social! Social! Social!」であったと言います。


GDCは、国内のCEDECやIGDAとは、少し性格の異なるイベントです。GDCはそれ単体でビジネスとして成立することが設定されており、そのために参加費なども高めに設定されています。

そのため、ゲーム業界の流れには敏感で、今回のソーシャルへの取り組みは当然であったと言えるでしょう。特に今年のGDCでは、開発者だけでなく、ゲーム会社の役員、および投資家も多く参加していたようです。
これには2つの理由があります。

まず一つ目。海外では、マスメディアにおいてゲームに使われている「テクノロジー(技術)」が非常に重要視されています。そのためだけに、最新の技術を投入して営業展開することも実際にあるほどです。
また、これらの投入される技術において、近年、開発者だけでなく、プロデューサー、ディレクター、および役員までもが注目をしています。

二つ目に、ソーシャルおよびゲームテクノロジーに関する「旬なコンテンツ」に投資家が積極的になっているということです。

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さて、話を戻して今年のGDCの雑感です。
ソーシャル、およびiPhoneを代表するモバイルと、一見はやりの話題を全面で押し出しているように見えますが、その裏でコンソール機に関する講演もしっかり行われています。また、AIに関する講演もしっかり行われており、「今年のGDCはソーシャルで決まり」というようには思えませんでした。
一言で言うと「カオス」、または「ごった煮」です。

これらの講演の流れとして共通に語られているのは、やはり「効率化」「低コスト化」「スピード」。特に、ソーシャルでは「ユーザーとの距離」「コンテンツの対応スピード」「利益」などが上げられます。

その中で、非常に注目したいのがCryEngine3です。

Crysis 2 Trailer GDC 2010 - Trailer Off Screen (CryENGINE 3)


このトレイラーの中で「Live Create」という機能が紹介されています。CryEngine3のレベルエディタをリアルタイムに操作して、その結果をリアルタイムにコンソール機に反映しています。
これが、どのような目的に使われる機能なのかはまだ不明ですが、もし通常のユーザーでもこの機能が使えるとなると、ゲームは大きく変わると思われます。

それは、リアルタイムにプレイヤーの要求するゲームデータをその場で作り提供することが可能となるからです。それもリアルタイムで。

自分は、現在のソーシャルゲーム、モバイルゲーム(携帯)、コンソールゲームというカテゴライズは、数年後には自然に統合されると思っています。
家でじっくりプレイしたいプレイヤーはコンソール機でプレイし、それに対して緩くゲームプレイに参加したいユーザーが通勤中にモバイル端末から参加。彼らプレイヤーを繋ぐ手段としてソーシャル的アプローチ、および、SNS的コンテンツが不可欠になる。週末には、映画を楽しむように大画面のコンソール機で、最新技術を使ったゲームエンジンで、コンテンツの興奮をみんなが共有する。

今年のGDCは、その足がかりとなる技術の公開の場のように思えました。
posted by 企画屋一号 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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